新年あけましておめでとうこざいます。
昨年の第8回全国中学校総合文化祭青森大会では大変お世話になりました。
皆様にとって幸多き年でありますよう、心からお祈り申し上げます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
さて、このHPでは青森大会までのお知らせや資料、大会後には各発表のアルバムなどを紹介してまいりました。大会中はもちろん、大会後も数多くのアクセスを頂きながら更新もままならず申し訳なく思っています。
新年のご挨拶とともに青森大会その後について、いくつか報告させていただきます。
まず、「大会収録集」と記録DVDがすでに完成(11月)、昨年度中に各都県中文連(県内は各校に収録集、各地区中文連にDVD一部)に送付させていただきました。

ふんだんに画像を使用し、フルカラーで編集された収録集には、昨夏の大会の盛り上がりを再現。発表校代表のコメントや参加者の感想なども掲載されています。
原稿をお寄せいただいた皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。

また、大会DVDはダイジェスト版で制作しました。
参加各校の発表、展示作品のすばらしさには、時間を忘れて幾度となく見入ってしまいます。この発表、展示に至るまで、長い時間をかけた練習や制作、緒準備があり、多くの方々の力添えがあったはずです。華やかな舞台の向こう側に、中学生の文化的活動を盛り上げ、支えようとする沢山の「思い」が透けて見える。そんな気がする記録映像です。

さて、大会を機に発刊させていただいた「青森県学校文化紹介誌」。青森県内すべての中学校で、どんな文化的活動が受け継がれているのかを知ることができる貴重な資料です。
その残部は、昨年暮れに青森県内の全公共図書館、公民館(総数72)に寄贈させていただきました。書架の片隅から地域の方々に向けて、各校の文化的活動、そして中文連の意義について理解していただく小さな発信ができれば嬉しく思います。

最後になりましたが、参加各校や作品出品者に贈呈された賞状について紹介します。
デザインは青森県伝統工芸士であり、津軽ねぷた絵師として活躍する成田幻節氏の協力により完成したものです。
この場を借りて、大会に参加していただいた各校の関係者の皆様、大会実施に向けて力を貸してくださった皆様、そして、このHPをご覧頂いている皆様に、感謝をこめて表彰状を差し上げたいと思います。
本当にありがとうこざいました。(長尾)
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14年の歳月を隔てて
桃井 恒春
本州最北端が今最も元気と聞いて私は青森空港に降りたった。青森の元気らしさを探そうと空港ロビーで、あちこちに目を配った。真向かいに「第8回全国中学校総合文化祭・青森大会」の歓迎ボードが目に付いた。青森県中文連の歓迎心が通じて、少し嬉しくなった。
秋の季節が過ぎて、今は冬の入口である。東北や北海道からは雪の便りが飛び込んで来る。空港に降り立ったときの青森は晩夏の風情が漂っていて、北国らしい雰囲気を醸し出していた。
晩夏の青森に滞在したのは、8月19日から22日までの4日間である。
青森県の弘前市では20日、21日に「第8回全国中学校総合文化祭・青森大会」が開催され、地元のみならず全国各地から中学生及びその関係者が来弘して大会は賑わった。そのあらましについては地元紙「陸奥新報」をはじめ各報道機関がこぞって採り上げ、県内から全国に向けて報道された。
全国各地から集まった中学生及びその関係者は延べ5000人にも達したとのことである。参加者数だけを見ると、大会史上1~2を争うものであった。
大会は青森県中文連が総力を結集して企画した。開会集会は郷土色豊かに演出した。郷土の芸術家“棟方志功”の生涯をベースにしたパフォーマンス、ねぷた囃子やお山詣りに津軽三味線の音を添えて色彩豊かな舞台にした。津軽富士(岩木山)や津軽りんごも映像で連なり、津軽で満飾の開会集会になった。
翌日、地元校が上演した劇にも、盲目で津軽三味線の奏者“高橋竹山”の生涯を描いた創作があった。全体的に地域の独自性をアッピールする意図や青森の文化を発信する企画で演出され、来弘した中学生やその関係者に少なからぬ感銘を与えた。
オープニングセレモニーでは、弘前第一中学校の女子生徒が次のように「歓迎の言葉」を述べた。
「今回のテーマ『仲間と奏でる いのちの鼓動』は全国の仲間とこころを結び合わせ、活発に表現したり創造したりすることで、文化的な鼓動を中学生の手でいっそう発展させていこうという願いをこめて、私たち弘前地区の生徒会の手で決定いたしました。私たちはこの2日間の大会が文化を創り、育て、引き継いでいく全国の中学生たちと交流できる時間になることを願っています。」論旨のはっきりしたあいさつであった。14年前にもある女子中学生がこれと同じようなあいさつをした。
今の「全国中学校文化連盟」が「全国中学校文化活動育成連盟」という名称であった頃のことである。育成連盟の第2回大会は千葉県・渋谷教育学園で開催された。
「夏、真っ盛りです。今、学校では野球やサッカーなど運動系の部活動が、大きな大会を目指して日々汗を流しています。新聞やテレビでは、汗とほこりにまみれたその姿が感動的に報道されることがあります。しかし日々汗を流し、ほこりにまみれて頑張っているのは運動部だけではありません。私たち、文化活動に情熱を燃やす中学生にとってもまったく同じ暑い暑い夏なのです。(中略)私たちは地区を代表して東京都の発表会に出させていただいたときも、多くの中学生と互いを高め合い、感動を分かち合うことができました。だとすれば、この関東にも、いえ、全国にも同じ汗を流し、同じ情熱に燃える仲間が、何千人、何万人といるはずなのです。私はそのような仲間と一人でも多く出会い、発表と創造に共感し、感動を分かち合いたいと思っています。」
当時話しぶりの爽やかさと文章表現の率直さが会場の参会者に感銘を与えた。中文連が中体連の対抗馬として、呱々(ここ)の声をあげはじめた頃の話である。
14年隔てて2人の女子中学生のメッセージを比べてみると、言葉の表現に微妙なニュアンスの差を感じる。この差はその時代の中学生たちがその時代の全国中文連に抱いた意識や期待の差でもある。
当時は「同じ仲間がいるはずなのです」と表現したものが、歳月を隔てて「全国の仲間と心を結び合わせる」という表現に変わっている。総合文化祭の参加規模が拡大されるにつれ、全国大会に多くの仲間が集まり、多くの顔が見えるようになってきた。交流の場も多様になり、仲間意識も結びつきを強めてきた。全国中文連が培ってきた創造活動の向上・充実が確実に成果を挙げ、全国中学校の文化活動を振興・発展させる原動力になってきたことを実感する。
「第8回全国中学校総合文化祭のお知らせありがとうございました。昨年は東京大会でお手伝いをさせていただきましたが、今年はいろいろな事情で身があかなくてすみません。青森県のHPを見させていただきましたが、素晴らしい企画です。本州最北端がいまいちばんお元気のようですね。HPを通してその様子が伝わってまいります。中文連の全国大会といえば、幕張会場や北斗ぴあの頃を思い出します。中文連が今日あるのも、発足当時から関わってこられた先生方のご努力、ご活躍の成果だと思っています。後輩として感謝の気持ちでいっぱいです。8月20日、21日は、直接青森へは行けませんが、遥か東京から「第8回全国中学校総合文化祭」のご成功を祈っております。」
青森へ出発する数日前にはこんな嬉しいメールをいただいた。
大会初日の午前中は弘前文化センターの展示会場を急ぎ足で観て回った。青森県中文連の作品コーナーで、「嵐」の刻字作品が目に付いた。彫りが大胆で文字のクッキリ感が印象に残った。
槌に力をこめて切っ先を打ち入れ、さらに深く彫り進めて、文字の起筆部分に鋭さを強調していた。一人の中学生が精魂込めて彫りこんだ気迫が伝わってきた。
午後の弘前市民会館の開会集会でも棟方志功が版画彫りをするシーンが演じられたが、こちらのほうは志功の気迫がいまひとつ伝わらず残念であった。しかし、志功役の男子中学生は貫禄たっぷりの演技で、まさにはまり役であった。動作の押し出しぶりは志功その人を彷彿とさせた。郷土の偉人への敬愛の念が演技にも反映したのであろうか。
今大会はもろもろの都合で、2会場の同時開催となり、演劇の発表と「じゃわめぎオンステージ」のライヴは弘前文化センターで行われた。観客にとって2会場の同時開催は選択肢が広がり嬉しかったが、総合文化祭を総合的に見ることでは機会が狭まり残念であった。
それでも、弘前文化センターの演劇はそれなりに充実していた。当初は演劇の舞台が全国レベルのものになるのか懸念されたが、ふたを開けてみたら出演校が9校にも増えていて、充実したラインナップが組まれていたのには驚いた。また今回の大会を受け入れた弘前市中文連・演劇部の献身的なご努力もよかった。
青森県の演劇教育については、13年前、私が東京都中学校演劇教育研究会の会長を務めていた頃、青森県内中学校の演劇事情を都中劇研の機関紙「演劇通信」に紹介したこともあって、ひとかたならぬ関心を抱いていた。
「弘前を中心とした津軽地区ではかなり以前から学校劇が減りつつあったが、<青森演劇教育の会>の会員を中心にして、実践と努力を積み重ね、発表会に劇を上演する学校が増え始めている。南部地区は昔から学芸会が盛んで、ほとんどの学校が劇を上演している。特に中学校の文化祭は演劇がメインになっている。なかでも特筆すべきは十和田のH中学校で、以前は相当に“荒れた学校”といわれていたが、演劇活動を中心にした文化活動で見事に立ち直ったという実践をもっている。」
こんないきさつがあって、青森県演劇教育のその後はどうかを確かめたい気持ちも手伝い来弘したのだが、弘前市中文連・演劇部の健在ぶりを目の当りにして嬉しくなった。
9校の演劇発表はそれぞれに観客を惹きつけた。ロビーに設えた意見交流のボードがそれを証明していた。さまざまなメッセージが書きこまれ、温かく、厳しく、立派に交流の実を果たしていた。上演後の講師の講評も適確で、詳細は後日上演校宛にコメントを送付するということで、ここでも上記演劇部のご配慮振りが光った。
後日談になるが、東京では帰京後いくつかの学校がタイアップして、全国大会報告会を開催した。支援してくれた人々に感謝する記念上演会であった。そのなかで、全国大会に参加した中学生たちの感想がいくつか述べられた。
「全国の舞台に立つのが怖かった。感情が凍りついてしまったかのようだった。でも青森の舞台は気持ちよかった。父母が青森まで来てくれて、みんな一体になって応援してくれたことが素晴らしかった」
「全国大会では一番いい演技ができてよかったです。今日とは何か違う感じがしました」
中学生たちは『全国』という冠のついた大会に参加してなんらかの重みを感じたようだ。選抜され、遠く弘前の地で上演した体験が、中学生たちに最高の感激をもたらしたようだ。この貴重な体験はやがて彼らの血となり肉となって、生涯の輝やけるモニュメントになるのであろう。
2日目の演劇発表の見所は地元劇にあった。私立青森山田中学校・青森市内四中学校のコラボで上演した「溟命の音~若き日の高橋竹山~」がそれである。かの有名な津軽三味線の奏者“高橋竹山”の生涯を綴った作品である。
竹山は盲目ゆえに幼少時から周囲のいじめにあい迫害される。それに耐えるうちに反発心が芽生え、自らの力で生涯を切り拓いていく。遂には津軽三味線の奏者として大成をなし、魂の探知器と称されようになるという物語である。竹山の生き様は北島三郎が唄う「風雪流れ旅」によって全国に知られるようになった。
出演した中学生たちの演技はいまひとつであったが、脚本の内容を十分に理解しのびのびと演ずる様は好感がもてた。アバウトな動作ではあっても、素直でまっさらな気持ちを表現する様は、竹山の心情を伝えてあまりあるものであった。舞台から津軽の風土と歴史が伝わってくるようで、観客は魅了された。
3ヶ月前の青森大会を振り返えり反芻してみると、全国中文連のこれから進むべき道が見えてくる。
全国中文連は創設以来15年(全国中学校文化連盟と改称してからは8年)になるが、これまでの足跡を「期」で区分してみると、創設以来手探り状態であった「期」は「揺籃期」であり、これから創り上げていく「期」は「黎明期」である。現在の全国中文連はその狭間(はざま)にあるといってよい。
この「期」の全国中文連は、よいこらほいで育てられた児童・青少年が一人前の大人になるための準備をはじめたようなものである。それは、津軽三味線に真の音を求めて、ボサマ(門付け芸人)から芸術家へと変貌していった“高橋竹山”の生き様によく似ている。
市民文化センターの舞台で演じられた“高橋竹山”の姿は、これからの全国中文連の姿そのもののようでもある。
(全国中学校文化連盟理事長)
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青森県 弘前市立第二中学校 合唱 無伴奏「あいや節幻想曲」他



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神奈川県 横須賀市立武山中学校 スピーチ
Hope springs in Takeyama junior high school.
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東京都 江戸川区立上一色中学校 中国古典楽器 「涙そうそう」「千の風になって」






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東京都 小平市小平第六中学校 箏曲合奏 「飛騨によせる三つのバラード」






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青森県 八戸市立湊中学校 吹奏楽
マーチ「うみねこ」 「北のまほろば」行進曲



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長崎県 諫早市立明峰中学校 箏曲合奏「さくら・さくら」「GRADATION」



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神奈川県 私立カリタス女子中学校 「出停記念日」









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一日目にはこの後、神奈川県より私立浅野中学校の発表がありました。
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全国中文連会長会終了後の一コマ、あれからちょうど一ヶ月。その節は大変お世話になりました。〈長尾〉
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